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『暇なJD』マッチョな性愛

by ミケ

 夏至なので(?)開業届と青色申告申請用紙を提出してきた。太陽エネルギー最高潮の時のエネルギーを浴びた書類を出す。なんか、ええような気がする〜笑

 女子大生の娘と、ドラマ化された『暇な女子大生』を見ていたら、夫が大津ゴルフ経由祇園より戻る。今月3度目ってプロゴルファーか?スコアは108って煩悩か?

 千切り打法仲間とのゴルフは、結果より何より楽しいらしく、アフターでは、最近にしては珍しく、泥酔状態で帰ってきた。着替えに寝室に入ったまま出てこないので様子を見に行くと、そのままバタリと横になっている。

 「大丈夫?」と声を掛けると、「ごめんな、ごめんな…」をぶつぶつと連呼している。「何がごめんなんよ?」

 「うん、うん、ごめん、ごめん…」。ふだん謝らない人が、意味不明で謝ると不安になるやん。しょうがないので、そのまま朝までほかっておいた。

 昨夜、衝撃的だった『暇なJD』。娘から、その彼女のツイッターのページがLINEで送られてきた。私は、昨夜初めて知ったけれど、娘によると「大学生なら知らん人いいひんくらい有名」らしい。娘とダハハと笑いつつ一緒に見る。

 暇なJDさんは、露骨な淫語と独特の造語を駆使して、男喰いをひたすらツイッターに記録している。いわゆるニンフォマニアック。SEX中毒者とは言えるけれど、SEX中毒患者ではない。何しろ悲壮感が1ミリもない。

 また、彼女が果敢にチャレンジしているのは自分の性癖に忠実であるのみで、タブーへの挑戦を社会に投げかけている訳ではない。ゆえに、それを見せられている側が、自分の本音をあぶり出される心地する。

 もし、彼女が自身のありようを、社会に問いかけるつもりの投稿があったとしたら、見る側は、その彼女の意図について云々するだろうけれど、彼女にとっては、そんなことはどうでもいいことなんだろうと思う。彼女の興味は自身の性癖にしかない。それを面白がることしかない。そこが、もう、絶望的に素敵(←あえてそう言います)なのである。

 まあ、最後までザザ〜と読むと、出会い系の宣伝というか、ステマの匂いは感じる。男側から見たら、「こんな、若くて知的スケベエ女子が登録している」。女側からは、「エリート男性がわんさか登録している」。それが彼女のツイッターには巧みに演出されているようにも見える。

 個人的な見解として、私は彼女は架空のJDだと思うのだけれど、娘は「そうかなぁ?いるんちゃうかなぁ」なんて言っている。まあ、私としては、彼女が架空でもいい。そういう「キャラ」が、ある種の混乱を起こさせながら、ネット上存在していること自体がめっちゃ面白い。(だから、長々と記事に書いてしまう…)

 彼女を中毒「患者」にしたがる大人たちはいるかもしれないが、本人に(女にあるまじき)というような罪悪感や、(本当は止めたいのに)という苦悩がなければ、ただの中毒でしかない。ご本人が、苦痛や不都合を感じていないのに、あえて他者が「正す」問題でもない。そもそも、何を「正す」のか?笑

 罪悪感を持たねば、女でも、ああもあっけらかんと性を謳歌できるのか?という新しい人類を見る心地になる。

 まあ、ただ、その行為自体を、来る日も来る日もあそこまで「やり続ける」という情熱は、彼女ならではのものだろうと思える。

 たとえば五百年後、地上の全ての女が性を解放して、性を謳歌することに男女とも罪悪感が消えたとしても、あれほどまでSEXのことばかりを考える女性は少ないだろう。

 ピアノ好きが、時間があればピアノの前に座りピアノに触れ、寝るときも新譜や上達のことばかり考え、ピアニストになる人は、ごく一部のように、ニンフォマニアックは、寝ても覚めても、それが幸せで満たされるから、ニンフォマニアックになる。それだけのこと。

 死ぬほど好きなことが、たまたまピアノというように、死ぬほど好きになったことが、たまたまSEXだったのだろう。

 だから、現代では(彼女が存在するとしたら)ちょっと生きづらかろう。「暇な女子大生」としか名乗れないのだから。とはいえ、JDさんは、ただマニア日記を綴っているだけなので、世間に投げかける意図がないから、本名を名乗る必要もないけれど。

 また、潔癖なうちの女子大生の娘でも、彼女のことを面白がれる理由は、暇なJDさんのターゲット(性的興奮をそそられる人)は、非常に限定されているエリートということと(事細かに出身大学名まで書いている)、既婚者、彼女持ちはNGと言い切っていることにもあるのだろう。

 それが、彼女が求めているものが「恋」ではなく、ひたすら性を愉しみがたいだけの、逆説的だが「安全な」条件提示となっている。

 暇なJDさんは、恋愛したいのではなく、己の性癖である高学歴の人とそうしたいだけなので、不要に他者に泣かれることは避けようとしているのがうかがわれる。それが、一般女子たちにとっては、既得権を脅かされることもなく(笑)、ある種の支持を得ているのだね。恋なら(彼氏を)獲られるかもしれない。

 もし、JDさんが「性を愉しむのに、学歴は関係ありません。未婚既婚関係ありません」って言い出したら、女子たちに(別の意味で)血祭りに挙げられるだろうことは容易に想像つく。

 あくまでも、彼女は自分の性癖に忠実であるだけ。そのために自らの、はっきりとした性向を自覚し、それを表明し、それが破天荒極まりない行為であったとしても追求し尽くす。

 女子からの支持は、そういう彼女のあり方にある。イマドキの娘らの多くは「やりたいことをとことんやっていく姿勢に共感できる。誰にも迷惑かけてないし」と言う。

 つまり、「性」であることは、象徴的なマークにすぎない。それはテーマではない。娘らは『暇なJD』さんのようには、誰かれなくSEXしまくりたい訳ではない。

 ここのテーマは「やりたいことを、遠慮なくやりたい」。それを、独自の世界観で全うしている人として、『暇なJD』さんはキャッチーに輝いているように思える。

#Diary

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