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たろうさんは荒御魂 一

by ミケ

#京都タロット

 『八百万の神々』という言葉、それは日本人特有とされる感受性のひとつを表すものだと思う。

 たった一つの神さまを信奉するのではなく、いたるところに神々を感じ観るという発想のこと。

 信奉するというより、単に感じているというほうが近い。日本人ならではのセンス・オブ・ワンダーなのだろう。

 私たちは、特別意識していなくても「それ」を感じている。

 おそらく、この感覚は、私たちにとって、あまりにも当たり前すぎて、そんなふうに感じていることすらわかっていないかもしれないけど、たとえば、お米を研ぐときに、シンクから、うっかり流れ落ちてしまった一粒の米を前に、目に見えぬ何者かに、思わず小さな謝罪をしてしまう気持ちに現われている。

 「お米には七人の神様がいる」などと母親から聞かされてきたのは、その母親の母親…と連綿と続いているだろう太古からの精神性の流れに、その背後にある、何かもっと大きなものを感じるからで、私たちにとっては、一粒の米でさえ、そこに神々を感じてしまうことが血肉になっているのだろうと思える。

そこで、たろうさんのこと。

 私は、タロットカードというものにも、精霊が宿ると考えている。

 誤解を恐れずにいうと、精霊の存在を感じてしまう。いや、多くのタロティストらにとっては、タロットカードの精霊というものを身近に感じるものなのではないだろうか?

(次回は、この「たろうさん」の特性?について、感じるままお話しますね)

原画©TOMOKO

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