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リアル・スポンジボブ

by ミケ

#Column   #Memories

 ホテルのアメニティに付いていた黄色いスポンジが、まさにスポンジボブだったので、フェルトで装飾を施して、リアルスポンジボブを作った。我ながら、いい出来である。

 スポンジボブが大好きなボンは、かーちゃん製のスポンジボブを見て、大笑いしながら、自分の机に置いてくれた。

 ノーテンキで優しくて気のいいスポンジボブは、とにかくアホ。

 そんな彼のアホアホぶりをゲラゲラ笑うだけの中身のないアニメだけど、ふと、幸せって何?という根源的命題が浮かんできたりもする不思議。

 それはたぶん、彼の突き抜けたアホさが清々しいから。ちょっとアラレちゃんに通じるかな?

 新婚当時、海外アニメ『ザ・シンプソンズ』が、ケーブルテレビで毎日放映されていたことがあった。

 大胆なことをするくせに小心者で、大アホな父親ホーマーを囲むシンプソンズファミリーの日常が可笑しくて可笑しくて、毎日、夫と観るのが楽しみだった。

 スポンジボブにせよ、シンプソンズにしても、ヒトの、いわゆる醜い方の本性の顕現のようなキャラクターたちばかり。

 アホで、ゲスで、クズ。でも、ぜんぜん憎めなくて愛らしい。むしろだからこそ、人ってキュートなんちゃうかなと感じさせてくれる。

 

 社会に対する風刺や、矛盾を突く皮肉がちらっちらっと垣間見えるのだけれど、それが嫌味じゃなく、むしろ真実を見抜いているような澄み切った眼差しを感じさせるのは、おそらくアホなゲスキャラだからこそ、なんやろね。

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